YMCA学院高校（通信制・単位制・総合学科）福岡センターの開設を記念して、教育講演会第１回が去る１０月１０日（日）天神にあるアクロス福岡にて行われました。ご講演をいただいたのは、教育文化研究所の代表である長阿彌幹生さんです。長阿彌さんは、不登校の親としてのご自身の経験から、子どもとの接し方を研究するため、会社を辞めて教育文化研究所を立ち上げられました。講演では、ご自身と娘さんとの関わりをみつめなおして気づいたことを中心にお話してくださいました。人間は自分が正しいと思い込んでしまう性質があり、しかもそれはたいがい間違えているということがあるそうです。こどもが学校に行かないと、周囲はいろいろと声をかけたくなってしまうでしょう。「学校に行くことが正しい」という根拠のない思い込みが自分にはあるのだ、ということに気づくだけで本人も周囲も少しだけ気が楽になり、本当のことが見えてくるのではないでしょうか。 

また、この日は長阿彌さんにとっても９００回目の記念ということで、ダブル記念日というこの日の秋空のように晴れやかな日となりました。第２回は１２月５日（日）に春日クローバープラザにてよこはま発達クリニックの宇野さんにお話いただきます。