講演会「不登校いつまで待てばいいの?」終了。2011/02/28

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福岡センターの開設記念教育講演会第3回が,2月27日(日)アクロス福岡にて行われました。テーマは「不登校いつまで待てばいいの?~子どもの本音が聞きたい~」。不登校を経験した当事者の(右写真:左から順に)森田義也さん、三村吉郎さん。佐賀県で居場所をしている山口由美子さんに、本音を語っていただきました。当日の天気もさることながら、参加された94名の方々は、ひとことももらさず聞こうという熱気が伝わります。しかし講演が始まるとそれとは対照的に講演者の方々のアットホームな雰囲気が会場を包み、終始和やかなムードで講演は行われました。学校に行かなくなってからの、自分の気持ち、周りに対しての気持ち、どのように外の世界との関わりができていったか、など、山口さんが保護者・支援者の代わりに当事者の二人に質問するという形で講演は進んでいきました。当事者の「代表」ではなく、三村さん、森田さんそれぞれが経験したことを聞く中で、不登校・引きこもりは「期間」としてくくるものではなく人生の過程のひとつであることを教えていただいたような気がします。

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●アンケートから●

「子どもを信じて任せよう」。心に残った言葉です。

何かをしてあげる、してもらう、という関係ではなく「ただそこにいる」「時間を共有する」ことの意味を考えさせられました。これからの自分の仕事についてとても希望の持てる内容でした。

不登校の子どもを支えることは周囲が支えるのではなく見守ること。親と寄り添うことなんだと思いました。3人の方から体験をお聞きして感じたことを伝えていきたいと思いました。ありがとうございました。

親の思いとの食い違いが大きいことに驚きました。

経験者のお話は聞く機会もなかったので大変参考になりました。子どもを認めることの大切さをあらためて教えられました。今は子どものエネルギーがいっぱいにたまるまで見守りたいと思いました。

経験談が自分の子どもの現状と同じような場面があって、本人の心理が少しずつですが、理解できました。人と同じではなくてもいんだと思えるようになっていました