生徒がショートクルーズの旅に参加してきました

本校3年溝端美紀さんが、4月7日~4月18日まで、国際交流NGOピースボート主催「春のピースボートクルーズ12日間」に参加してきました。

https://www.dreampossibility.com/14615

12日間の旅は、「NPO法人D×P」※注1 の「ワールドチャレンジ募金」※注2 にて、すべて無料で参加をさせていただきました。
高校生を応援してくださるさまざまな方々とのつながりを大切に、今後も生徒の可能性を広げる方法を模索していきたいと思います。


今回の旅へ参加した感想を、本人が書いてくれましたのでどうぞご覧ください。


(1)NPO法人D×P とは


これから"若者"になっていく子どもたちひとりひとりに「社会関係資本(人とのつながり)」と「成功体験(「できた!」と思える経験)」の2つを届けるNPO。通信制・定時制高校で授業を行い、全国で初めて、通信制高校・定時制高校で正規の授業(単位認定されるカリキュラム)を受け持っているNPOだと言われている。YMCA学院高校和歌山センターでも、2014年度、2016年度、2018年度と過去3回授業を実施していただいている。

(2)ワールドチャレンジ募金 とは

D×Pの企画・運営で、さまざまな事情や生きづらさを抱えた高校生がピースボートのショートクルーズなどの海外ツアーに無料で参加するためのプログラム。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------

異世界な12日間の船旅


溝端 美紀

今回私は、NPO法人D×Pさんのワールドチャレンジ募金より、無料でピースボード12日間の船旅に行ってきました。
出港日の4月7日、ドキドキしながら神戸港へ行きました。ターミナルで8人のメンバーと初めて出会い、12日間の船旅が始まりました。


このショートクルーズは、韓国の麗水(ヨス)と済州島(チェジュ島)、中国の上海、長崎を巡る旅でした。
初めの寄港地は韓国の麗水。最初は梧桐島(オドンド)という小さい島へ行きました。
とても景色が綺麗で、椿の花もいっぱいでたくさん写真を撮りました。
昼食に海鮮料理を食べたり、麗水アクアプラネットという水族館に行ったり、思いきり韓国を満喫しました。


次に行ったのは上海。ツアーで参加したのですが、最初にまず思ったのは日本の建物と中国の建物が全然違う!!
外国に来たんだなと改めて思ったことを覚えています。
ここでは中華料理を食べたり、中国の方のお家にお邪魔してお茶を頂いたりして楽しみました。


3つ目の寄港地は長崎。長崎では、2日間寄港しました。
みんな久しぶりの日本で、日本のものが食べたくてガストへ行ったり、うどんを食べたり、百均へ行って荷物の買い足ししたり・・・。2日間ゆっくり過ごしました。
私ともう一人のメンバーと二人で、1日目の夜に稲佐山展望台へロープウェイで夜景を見に行きました。
本当に本当に綺麗で感動しました。


最後は済州島。ここはツアーをとっていなかったので、韓国語が喋れるメンバーを頼りに買い物したり、
サムギョプサルを食べたり、東門市場へ行ったり、時間がなくてバタバタだったけどみんなで色んな所へ行って楽しみました。


寄港地もとても楽しくて充実していましたが、私にとって一番濃い時間を過ごしたのはやっぱり船の中でした。
題名にもある通り、「日常」ではないまったくの「異世界」。私にはそう感じました。
12日間一緒にいたメンバーと過ごす時間は今までの人間関係の中で一番深かったように感じます。
私もそうだけれど、みんなそれぞれ違うバックグラウンドを持っていて、一緒に泣いたり笑ったり、語り合ったり、
出会って数日のみんなと日に日に仲良くなっていくのが楽しみだったのを覚えています。
私自身、この船旅の中で悩んだことやしんどかったことも正直あったけど、
今回のクルーズに参加することができて良かったと心から思っています。

今回の旅の中で、いろいろな出来事がありました。
出港式でみんなとテープを投げたり、途中で乗ってきた韓国人の方と仲良くなったり、ウエルカムパーティでドレスを着たり、レストランをはしごして食べたり・・・(笑)
数えきれないほどの思い出ができました。


そして、私が一番思う今回の旅の魅力は、海の景色だと思います。
どこまでも広くて綺麗すぎる海を見ながら風を浴びたり、船の上から見たり海は本当に感動します。
海のすごさを、これを読んで下さった方にも体験してほしい、そう心から思います。
私もまた、もう一度この船に乗って旅をしたいです。

この機会をくださったNPO法人D×Pさん、学校の先生に感謝しています。