保護者の声

2022年度卒業生保護者 Iさん

小学校低学年の時、体調を崩したことがきっかけで学校に行けなくなった息子。
中学校からは気持ちを新たに頑張ろうと通い始めたものの三週間で挫折。
そんな息子が高校進学を考えた時、優先したことは「卒業するまで通えること」でした。
通信制高校でできるだけ家から近いことと、見学時に対応していただいた先生の説明が丁寧でわかりやすく、とても好印象であったことが、入学を決めた理由でした。
それまで学習がほとんどできていなかった状態での入学に大きな不安がありましたが、無理なく自分のペースで授業を受けることができ、わからないところも丁寧に教えていただいたこともあり、学習面での心配は無くなりました。
電車で行ったスクーリングもいい経験になったと思います。
コロナ禍での入学だったので、イベント等が中止になることの多かった中、学校でゲームをする機会やピザパーティー等、交流の場を作ってくださったこともあり、入学時、友達を作ることが目標のひとつだった息子は、2年生になって目標を達成することができました。
いろんな話をしたり、ゲームをして、楽しい時間を共有できたようです。
晴れて迎えることができた卒業式では、この3年間で先生方や友達と関わることで成長した息子の姿を見ることができ、本当に嬉しかったです。
先生方が息子をよく理解して下さっていることをいつも感じられたことと、「いつでも、どんなことでも相談してください」といつも仰ってくださった先生のお言葉で、安心して子どもを預けることができました。
1年生の春からの3年間、支えてくださり、本当にありがとうございました。

2021年度卒業生保護者 Nさん

京都での大学生活が始まりました。
入学式の看板前で入学前からつながっていた友達と笑顔で写真を撮っていました。
高校卒業までの2年半、本当にありがとうございました。
こんな笑顔が見られるなんて・・・。
YMCAに編入した時は、とにかく健康であってほしいと願うほど、体も心も弱っていました。
不登校になった前の学校は娘に合っていなかったのに、せっかく勉強して入学したのだから学校へ行きなさいと、親からも担任の先生からも言われ、出席日数が足りなくなったら、具体的に退学までの流れを言われ、不安に駆られながら山のような宿題を家庭教師とこなす日々が続きました。明るかった娘が家に閉じこもり体調を崩してしまって、何のための学校だろうと気づきました。
YMCAの卒業式は、あたたかい贈る言葉と、先生方の素敵な演奏や歌ですすんでいき、生徒一人ひとりのスピーチがありました。娘の大学生活に対する期待と不安、感謝などの素直な思いが聞けて嬉しかったです。
スピーチの後は、先生方から「大丈夫だから」と声を掛けていただきました。
先生方の何気ない言葉がけにより、自分の好きなことに安心して向き合える環境と、無理のない課題に取り組んで、少しずつ前に進んでいきました。
また挫折することがあっても、そこで終わりではなく、自分で考え込むのでもなく、YMCAで周りに理解してくれる人・相談できる人がいると経験したことで、自分らしく自分の人生を歩いていってくれることと思います。
YMCAの学校見学の時、自分の経験を話してくれた先輩が卒業式に友達と来てくれている姿を見て、卒業後もYMCAとつながっていられるんだと安心しました。
校長先生、担任や教科の諸先生方、すべての関わってくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。

2019年度卒業生保護者 Nさん

中学2年間の不登校期間を経て、入学しました。
2年間ほぼ家の中での生活だったので、勉強やスポーツだけでなく、色々と大きな不安で、入学することはかなり勇気が必要だったと思います。
週に1~2回通うマイペースコースは、親としてすすめやすかったです。
休むこともありましたが、週に2日通うコースは子供に合っていたようです。
少し慣れた頃、天王寺校でのスクーリングがあり、朝早く出掛ける姿に成長を感じました。

先生方には、いつも親身になっていただき、1年2年と通う中で自信もついてきたようでした。
進路についても、先生方との良いコミュニケーションがあったから、自分でよく考えて答えを出す事ができました。
感謝の気持ちでいっぱいです。YMCAは、いつでも帰れる場所のような存在です。
まだまだ子育ては続きますが、あの時、頑張って勇気を出して入学して本当に良かったです。ありがとうございました。

2019年度卒業生保護者 Mさん

この度、無事娘が卒業式を迎える事ができ、諸先生方には本当に感謝しております。ありがとうございました。
YMCA学院高等学校には、半期休学を含め、トータル3年間お世話になりました。
娘は公立高校1年次にうつを発症し、2学期後半から学校に行けなくなり、治療を受けながらも3学期も登校できず退学を決めましたが、
YMCAの先生のアドバイスにより、公立高校からの転出、転入の形をとる事が出来ました。
週1~2回のコースで学校生活を開始しましたが、やはり通うことは難しく、レポートは提出できても、大阪本校へのスクーリングで挫折してしまい、
初めは単位取得もままならない状況でしたが、娘自身が自己と戦おうとする心と、担任、副担任の先生方の生徒と向き合い大切に思って下さる心により、
薄紙を剥ぐように高校生らしい自分を取り戻していきました。
また、学校に来て下さるカウンセラーの先生にも大変お世話になりました。

入退院を繰り返し、半期休学を経て、ゆっくりゆっくりですが卒業を迎える事が出来ました。
娘は病気になり苦しみ辛い思いをたくさんしましたが、「病気のおかげでYMCAの先生に出会う事が出来たから、良かった」と話してくれました。
4月からは専門学校に進学します。
人と比べるのではなく、自分らしく生き生きと成長して欲しいと願っています。
不安をたくさん抱えて始まったYMCAの高校生活でしたが、諸先生方の一人一人を大切にする心根に守られて、
晴れて卒業の日を迎える事が出来ました。
本当にありがとうございました。

2018年度卒業生保護者 Hさん

思い起こせば、高校を転校することで起きる問題に悩みながらネット検索と問い合わせの電話で模索の日々の中。
知り合いの人に「あの学校良いと思うよ」という言葉を頼りに受けたのがYMCAでした。
それまで面談を受けた学校は、親の私からしたら、お客としての目で見られる感覚でしたが、YMCAの先生方は違うと感じました。
面談の会話の中に、一人の生徒として受けとめてくださる先生方の言葉や姿勢に包容力を感じました。
体育館もあり、また日本語科の学生さんとの交流会や、幅広い年代の目的を持った方々と校内で行き交うことにも好感が持てました。

実際転入してみて、学年を問わず生徒の皆さんが仲良く、楽しそうに通う娘をみて、そして卒業した今も、転入して本当に良かったと確信しております。
1年4カ月の在学期間中、先生方には本人に必要だと思われる教科をすすめて下さったり、一人一人に寄り添った授業と対応で、安心の中、
きっと親には相談できないことも学校では相談していたかもしれません。
娘だけでなく生徒さん達の心の拠りどころとなっていたとも思います。
卒業後不安もありますが、YMCAで学んだ色んなことを一つの基盤として、成長していってくれることと思います。
感謝しております。
本当にありがとうございました。

2018年度卒業生保護者 Yさん

早いもので娘が入学して「三年で卒業」こんなことがあろうとは思いませんでした。
入学した頃は、四年はかかるだろうと思っていました。(中略)私は日本の全日制があたりまえという事に少し不自由を感じています。
娘にとっての良い学びとは何か?それは望む学び・学校だと思います。
世間では東大など名の知れた所=良い学校、娘が学びたい学校=娘にとって良い学校です。
そして休まなければならない時、学ぶ時は人それぞれです。どうしてもっと自由にならないのか。
このままでは子供の良いところが芽を出す事なく終わってしまうようで哀しく思っていました。

YMCAは自由ですが、責任を自分でしっかり持ち考えなくてはなりません。
YMCAに通う子たちは何らかの理由で集まっているので、言ってはいけないこと、聞いてはいけないことなど、その点では大人より良くわかっているように思います。
今後人数が多くなると大変になってくると思いますが、和歌山で自立し楽しく通う子供達が増えるとうれしいと思いました。

2018年度卒業生保護者

とても楽しく通学させてもらいました。
友だちや先生方にあたたかく見守ってもらえて、送り出す親としても、何の心配もなく学校生活を過ごさせることができました。

耐え忍んで自分で努力することで向上できる力もあるのでしょうが、前もって安心を作っておくことで、持てる力を発揮できる場合もあるのですね。
娘はそれで失った自信を取り戻すことができたと思います。
強制されることもなく、友だちや先生方とやりとりするなかで、自分の進路も決めていくことができました。
関わってくださった全ての方や環境に感謝します。

少々のトラブルでも、周囲に対し「困っている」「どうしよう」と発信し、皆さんの力をかりながら、今後の生活も乗りこえていってくれることを信じています。
本当にありがとうございました。

2018年度卒業生保護者

はじめに、YMCA学院高等学校の教職員の皆様、本当にありがとうございました。親子共々、大変感謝しております。

YMCAに通うようになったのは高2の12月からでした。以前通っていた学校を11月頃に「辞めたい」と言いだし、そこから学校に通わなくなり、
他校の通信制高校に話を聞きに行ったのですが、今からでは現役卒業するには単位数が足りなかったり、転入時期が過ぎていたりで・・・。
親としてはできれば現役卒業をし、次のステップへと考えていましたし、また人との関わりがある学校をと思っていました。
YMCAさんは、そんな私達、親の願いを「大丈夫ですよ」と笑顔で受け入れてくれ、また子供にも笑顔で話しかけてくれ、すごく有難かったことを今でも覚えています。

娘は、心身、体調の面からも週1~2回のペースで通うことになりました。
毎回通学すると先生方は笑顔で接してくれ、友だちも優しく話しかけてくれたようで、助けられました。
学校の授業以外でもたくさんの行事を企画してくれていたので、無理なく自分のペースで参加し、お友だちとの交流もたくさんあり、
孤立することなく、人と接する機会を与えてくれたYMCAさんには本当に感謝しています。

先生方やお友だち全てが、人に優しく寛容で受け入れてくれる温かい学校だと思います。
また子供も自分のペースで自分らしく通学できる学校だと思います。
私たち親子も苦しい日もありましたが、こちらの学校に来られたことで、少しずつ明るく前向きに進んでいけたように思います。

2017年度卒業生保護者 Oさん

3月8日に無事に卒業式を迎えることが出来ました。本当にありがとうございました。
中学校の卒業式には出席できなかった娘にとって、本当に感動の卒業式でした。
中学2年生の時病気で入院し、退院してからは色々なことから不登校になりました。
公立高校に合格し登校できるようになったのもつかの間、また登校出来なくなりました。
親としては、何故?と自問自答で苦しみました。そんな時に、知人からの紹介でYMCAに転校しました。

途中転校であったため、馴染めるかとても不安でしたが、先輩、先生方のおかげで楽しく登校出来るようになりました。
少人数指導のおかげで、遅れていた勉強にも少しずつ追いつき、養護教諭になりたいという目標を持てるようになり、お陰様で短大にも合格出来ました。
特に生物基礎の授業は、勉強が楽しくて仕方がないと言い、その日学校で学んだ内容、先生の話を帰宅してから楽しく話してくれました。
中学時代、一番苦手だった教科が一番好きになる。指導する先生によってこんなに変わるものなんだなぁと驚きました。
通信制ですが、海洋実習、文化祭、修学旅行など全日制高校と同じ体験が出来たことが本当に良かったです。

世間ではまだまだ通信制・単位制高校に対する偏見はないとは言えません。
YMCA内に通信制・単位制高校があることを知らない人も多いので、こんな良い学校があることをもっと広報していけば良いと思います。
YMCAに来て後悔した生徒はひとりもいないと思います。YMCAではみんな事情は違うけどしんどく、つらい思いをした生徒が集まっています。
つらい思いをした分、人に思いやり、優しさを持てる子が育つ学校だと思います。
2年半、本当にお世話になりありがとうございました。

2017年度卒業生保護者 Iさん

YMCA学院高校の先生、二年間をたいへんお世話になりまして、本当に、ありがとうございました。
この学校で学べ、先生方のお人柄に触れ、息子は幸せだったと思います。卒業を迎え、親としても、とてもうれしい事です。
親のとまどいやなさけなさにも、おつきあいいただき、支えて下さり、ありがとうございました。

2016年度卒業生保護者 Iさん

先日は心温まる卒業式を執り行っていただき、ありがとうございました。
在学中は先生方に大変お世話になり、本当にありがとうございます。
今、娘はもうすぐ始まる新生活に期待と不安の入り交じった毎日を過ごしております。

YMCAに通った一年半は、月日の経つのがとても早く感じられました。
転入前は、通信制高校のイメージとして、レポートを提出して高校を卒業することができる、
あくまで学校と生徒の個人的なつながりによって成り立つ学校だと思っていました。
けれどもYMCAでは、調理実習や修学旅行などいろいろな行事があり、留学生の人とも交流でき、たくさんの楽しい体験をすることができました。
また、それが参加するかどうかが本人にゆだねられているので、精神的にも負担にならずとても良かったです。
小さな選択、決定が積み重なったことで自身もつき、成長できたと思います。
個性を尊重してもらい認められ、素直なこうありたいという自分に近づけたのだと思うのです。

進路を決める際にも、「自分の直感を信じて」という先生のお言葉に支えられ、意思を貫きました。
先生方には学校生活以外でも、いろいろと相談にのっていただいたようで、娘も私も心強かったです。
愛情をもって見守って下さった先生方には本当に感謝しています。ありがとうございました。

2016年度卒業生保護者

この度卒業することができ、大変嬉しく思います。
高校卒業するという目標を無事果たす事ができました。
この学校を選んだのは、説明を聞きに伺った時に、担当の先生がとても熱心に対応してくれ、この学校なら娘も安心して通えると思い入学させて頂きました。

自分の意思で教科を選択でき、週に何回通うかも自分で決めることができ、学校行事も充実していて色々な体験もできます。
遠足や修学旅行もあり、人とのコミュニケーション能力も養えると思います。
先生方が生徒一人一人に声を掛けてくれ、気にかけてくれるので充実した高校生活を送れると思います。
前期、後期とスクーリングがありますが、電車に乗って天王寺に行くのも良い経験になったと思います。
娘はバイトしながら通っており、朝起きが苦手で、先生に電話して頂いたり、家に起こしに来てくれたりと、大変な迷惑を掛けました。
そんな娘を最後まで見捨てず、優しく受け止めてくれ本当にありがとうございました。
YMCAの学校と先生方に出会えて本当に良かったです。心から感謝します。