4月 授業風景

春の柔らかな陽光が差し込む教室で、今期の授業が始まっています。

国数英といった主要科目から、カウンセラーの先生に担当していただく心理学講座まで、落ち着いた雰囲気で授業が進められています。
お昼の休憩時間には、新入生と在校生が入り混じって談笑する姿も見られるようになってきました。

新入生の授業では、生徒一人ひとりの異なる学力や特性が見えてくる頃です。
高校で学ぶ前提となる、基本的な英単語や数学の法則を修めていないこともあるでしょう。

そんな時、それぞれの習熟度に寄り添って丁寧に指導できるよう、教科指導の先生と学習サポートの先生が、常に2人態勢で授業を行っています。
丁度、一斉授業と個別指導のハイブリッドのようなスタイルです。

ところで「勉強は苦手」という生徒は沢山います。
大人だってほとんどはそう答えるでしょう。
「学校の勉強なんて社会に出てなんの役に立つの?」というのは、誰しも一度は考えたことのある疑問ではないでしょうか。

答えは「役に立つ」です。
だから大人はこう言います。
過去の自分に対して「もっと勉強しておけばよかった」
未来ある子どもに対して「もっと勉強しなさい」

でも子どもは、自分の未来を知りえません。
将来のためと言われて、今楽しむことを犠牲にされて、勉強が嫌いになります。

・・・将来役に立つから今苦しくても頑張れるんでしょうか?

大人は自分の過去を顧みて悔いることができますが、子どもにはまだその過去がありません。
子どもに掛ける「将来のため」という言葉には、今を犠牲にできるほどの力はない気がします。
だって、将来どうなるかなんて誰も知らないから。

そうではなく、楽しいから取り組めて、楽しいが続くから上達するのだと思います。
新しいことを知る楽しさや、解けた時の達成感、そんな今その瞬間手に入る喜びが、次へのモチベーションです。

そのために和歌山センターは、生徒一人ひとりに寄り添います。

それぞれの手が届く場所にある果実を収穫できるように。

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