学校行事

'09 国際平和セミナーin広島

09平和セミナー(HP②).JPG 【国際平和セミナー報告】 

8月5日~6日に、広島YMCA主催の「国際平和セミナー」に本校の生徒さん3名が参加してきました。これは、通信制・単位制のYMCA学院高等学校の専門科目<自由選択制>の「多文化共生系列」の授業です。爆が投下された8月6日に平和祈念式典が行われる広島に、全国各地、また海外からも高校生、大学生が集まりました。被爆者のお話を聞き、平和公園や資料館を見学し、戦争について、平和について身近なものとして受け止める貴重な経験をしました。平和というあまりにわかりやすい、けれど、なかなか真剣に考え、語る機会がないことば。このプログラムへの参加が、生徒さんの中での「平和」の捉え方を考えるきっかけになったと思っています。生徒さんの感想と写真コーナーもご覧ください。

 

率教員 齊藤 薫

 

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今回、セミナーに参加して、知らなかったことが知れて、うれしかったけど、悲しくもなりました。でも、帰ってきてから、気持ちや考え方が変わりました。やはり、直接はなしを聞くのと文章での表現とは違うものだなと思いました。

 

 由香里(YMCA学院高校年次生)

 

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「1泊2日で2単位がとれる?!」、「この学校には修学旅行もないし思い出作りに行こう!」という気持ちだけで、ピースセミナーの参加を決めました。正直なところ、平和についてはあまり考えていませんでした。事前学習で高校の参加者が集まったとき、「私の考え方は甘い。この甘い考えで広島に行ってはいけない。」と思い、家族と話したり、体験者の話を聞いたり、自分なりに平和について考えました。実際に広島に行き、セミナーが始まると講演した被爆者の方々や参加者のお話を聞いていくうちに、今度は「何か意見を言いたい。」、「もっと知りたい、考えたい。」と思いました。そこで被爆者の方にいろいろと質問をしました。被爆者の方にとっては辛いことだったかもしれないのに、米澤さんも、今回初めて被爆体験談を話してくださった久保田さんも、真剣にお話してくださいました。「質問することで被爆者の方に応えたい」という私の気持ちを受け止めていただいたことを心から感謝しています。伝えたいことは同じなのにたくさんの違った意見や表現の仕方があったことにもきづきました。

 燈篭を流す時は、色々な思いがこもったメッセージを見て、本当に忘れてはならないことなので、自分の周りの人たちににも伝えていきたいと感じました。

 

西 梨沙(YMCA学院高校年次生)