学校行事

'12 総合的な学習の時間「震災支援からみえたもの」

 1/30(水)、2/1(金)の2日間、YMCA学院高校(通信制高校)にて、「総合的な学習の時間B」を実施しました。その一環で、1/30(水)に「震災支援からみえたもの」の講座が行われました。講師は鈴木一弘先生(本校「英語科」教員)です。

 鈴木先生の報告をご覧ください。

 

 

 

 

 

【報告】

 

総合学習「震災支援から見えたこと」

10:30~14:50 受講者15名

担当:鈴木一弘(本校「英語科」教員)

 

 テーマを「津波」「フクシマ」「広域(県外)避難者」に分け、それぞれの震災復興支援に関わった経験と考えたことをスライドを見せながら、生徒と共有をしました。

 また副教材として、マンガ「こち亀」(少年ジャンプ)の「シルバーツアー」(コミックス第45巻所収)を題材に、「寄り添う」ことの意味を考えてみました。

 更に、都市直下型地震の阪神淡路大震災(1995年)のボランテイア活動記録ビデオ(神戸YMCA制作)を鑑賞し、私たちが近い将来に経験するかもしれない大規模災害について「私たちができること」「備えるべきこと」を考える機会を持ちました。

 「2011年3月11日午後3時24分、あなたは何処で何をしていましたか?」との問いに、全ての生徒が鮮明に当時のことを思い出していたことには驚いた。何人かは中学の卒業式の当日であり、その意味でも一生忘れられない「出来事」だったのだろう。

  

 

【生徒の感想】

 

・テレビからたくさんの情報を得ているつもりが、知らないことが多くびっくりした。普段から人と人

 のつながりを大事にして、災害時もそれを忘れないようにしたい。

・私も募金だけでなく、もう少し何か心の支えになれることはないだろうかと考える良い機会に

 なりました。

・この授業を聞いて、復興はある程度は進んでいると思いましたが、人の心の傷はまだまだ深いな

 改めて思いました。

・「Jupitar」を聴きながら、映像をみたときは本当に辛かったやろな、とか大変やろなって、

 すごく思いました。

・地震の怖さや情報の大切さや今の自分の無力さに気づかされた。そして、もっと多くの

 情報やボランティアに必要な知識などを勉強したいと思いました。

・地震が身近で起こったら、避難所のボランテイアや瓦礫撤去、救援物資を配るのを手伝いたい。

 災害時は人と人の「つながり」が一番大切だと分かった。YMCAでもボランティア活動を

 しているのを知り、災害が起きたときは活動してみたいです。

・自分ができることは募金ぐらいかなーと思っていたけど、(被災地で)高校生でもできる

 ボランテイアがあるようで、被災者のためになれるとしたら何でもしてみたい。人間だけじゃなく、

 犬や猫のペットの安全とか捜索とかも。