学校行事

カルチャーウィークNews(映画鑑賞会)

 

11/22(火)・24(木)、本校の「2005年度後期カルチャーウィーク」として、309教室で映画鑑賞会が行われました。下記の3つの映画鑑賞を楽しみました。
チャップリンの「街の灯」
【概要】
 街の浮浪者(この言葉は今でこそ差別語とされるが,世界大恐慌当時,多くいた人々を言い表すには他の語ではむつかしい)であるチャップリンが,偶然出会った目の見えぬ花売り娘の誤解がもとで,数々の苦難の事件にまきこまれながら,その目を治してやりたいと願うのだったが......
(1931年 アメリカ モノクロ・サイレント ビデオテープ)
【感想文】 私が中学生の頃にもチャップリンの映画を観ました。チャップリンのユーモアな表情・動作は、何回観ても本当に飽きないなぁと思いました。

 

158_2.jpg「野ばら」
【概要】
 犬を抱いた孤児のトーニ-は,才能を認められてウィーン少年合唱団に入った。入団後,たちまちオペレッタの主役に任じられるのだが,思わぬ事件がおこって退団させられることになる。オーストリアの,とりわけチロルの風景に天使の歌声が溶け込んだ至極の作品。
(1957年 オーストリア 天然色・日本語字幕 DVD)
【感想文】
私自身、耳が聴こえないので、チロルの風景に溶け込んだ天使の歌声がどんな声をしているのかはわからないけれど、大自然の中で歌うのはとっても気持ちよいんだろうなと憧れました。

158_3.jpg「プロミス」
【概要】
 3人の監督の1人であるB.Z.ゴールドバーグの、パレスチナ自治区や彼もこれまで訪れたことのなかったヨルダン川西岸のユダヤ人入植地、そして彼が育ったエルサレム近郊への旅を追ったドキュメンタリー。
 1997年~2000年までの3年間、パレスチナ・イスラエル双方の子ども達7人を取材した。彼らはそれぞれ全く違う家庭環境、社会環境の中で暮らしている。エルサレムで成長し、やがて大人になっていく7人がそれぞれに自分の物語を語る。
(2001年 アメリカ 日本語字幕 DVD)
【感想文】
 今でも国と国の戦争による対立関係が続いているパレスチナとイスラエル。世界中には、これらの国だけでなく、多くの地域でお年寄りから子どもたちまで多くの人たちが犠牲となっています。映画に出てきたパレスチナとイスラエルの子どもたちの中には、お互いの国の存在を憎みあっていた子どももいました。でもある子どもたちはお互いの対立関係が改善される為に、お互いの「話し合い」が必要と言っていました。私は、子どものうちから「戦争の文化」を学ぶのではなく、様々な環境や人々と触れ合う中で「平和」を学べる教育が大事であると改めて認識させられました。一旦、固定概念を抱えるとなかなか払拭しきれない抵抗感が身についてしまうこともあるけれど、実際に自分の目で見る、耳で聞く、触れ合うことで何かを感じることは大切だと実感しました。子どもたちの真摯な表情が「現実」を訴えているので、ぜひ観てない人もご覧になってください。