学校行事

☆♪先生も遊びゴコロたーっぷりのユニーク授業♪☆

 

1/30(水)-2/2(金)、「総合的な学習の時間」が本校にて行われました。本校は「総合学科」の高等学校ですので、年1回に授業として「総合的な学習の時間」を実施しています。本年度後期は、「甲骨文字」「運転技能検定」「聾者の世界」「ボウリング」「イメージすること」「心理学を知ろう」「有機農業」「ワープロ検定」をそれぞれ実施しました。その1コマを紹介します。

「甲骨文字」

「甲骨文字とは、いったい何なのか」「甲骨文字は難しい」「甲骨文字はおもしろい」など、だいたいこんな返事が返ってきます。
甲骨文字とは、亀の甲や、獣の骨に刻された文字をいいます。現在、私達が使っている漢字の祖先といって全く問題がありません。この甲骨文字の歴史、内容、甲骨文字の発見。殷の時代の国子監祭酒(大学の総長)の王懿栄(おういえい)と王が世話をしている学者の劉鶚(りゅうがく)が、「龍骨」(王は、マラリアに苦しんでいた。)という薬を何気なく見、表面に符号らしきものがほられているのに気づき、甲骨文の存在が明らかになった! そのエピソードに触れ、古朴で簡素な美しさのある甲骨文字を実際にTシャツに絵の具で描いてみました。今日の日本人にとっても3000年以上前の文字であるが、新鮮で身近に感じるものがあります。中国3000年の歴史のある「漢方薬」が、今なお現在に「竜骨」とその名を見ることができます。()というその名で。すごく壮大なロマンを感じないでしょうか ! 
※龍骨とは、牛の肩甲骨や亀の甲です。

本校教員 清水 香薫

240_2.jpg「聾者への世界」

前半は、聾者とのコミュニケーションや手話について学習。後半は、手話歌やジェスチャーゲームにも挑戦!手話歌は『ともだちになるために』を手話で歌ってみました。初めての人には難しかったようです。手話ビンゴゲームは、普通のビンゴとかわらないのですが、声なしで1人ずつひいた紙に書かれている単語を手話で表現。ビンゴになった人はたった1人だけでした。手話だけでなく、ジェスチャーや筆談など様々なコミュニケーション手段を使うことでよりスムーズで楽しいコミュニケーションができます。みなさんも聾者をみかけたら、ぜひ、いろんな手段を使って話しかけてみてくださいね。

一部の生徒の感想文から声をひろってみました。

・「耳が聞こえない人の不便さと、ちゃんと話せるという大切さがわかった」
・「手話にはあたたかみを感じて面白かった!」
・「手話を覚えたところで不便さはあまり変わらないと思う」

この授業を通して、コミュニケーションの大変さを実感し、聴覚障害者や手話についての知識を深めてもらえたら嬉しいです。

本校職員 吉田 亜衣

240_3.jpg「運転」

1月31日(水)に「運転」の総合学習を実施致しました。当日は天気も良く、運転日和でした。集合は門真市駅でしたが、時間通りに全員が揃い、定刻通りにスタートしました。門真自動車教習所では3グループに分かれ、適性検査、マシンシュミレーション、運転体験という3つの内容を体験して頂きました。
適性検査では自分が認識していない自分の性格を知ることができますし、シュミレーションでは日常運転での危険な状況を知ることができます。そしてメインの運転体験では、実際に自動車の運転をして頂きます。運転体験直後の生徒さんと話をすると、皆さん興奮しておられ、「うまくできた!」「凄いスピード出した!」と非常に嬉しそうでした。最後には教官を交え、ディスカッションをして、振り返りと危険予測を学んで頂きます。まさに教習所の内容を一日に凝縮した内容となっています。
教習体験をされている生徒さんを見ていると、私も教習所に通っていた懐かしい記憶がよみがえってきます。今回参加された生徒さんもきっと免許を取られることでしょう。今回の学びを活かして頂ければ嬉しく思います。

本校教員 古田 敏洋