学校行事

「キリスト教学校教育同盟 関西地区カウンセリング研究会」(報告)

【報告】

20110702第2回事例研究会 (1).JPG 7月2日(土)、YMCA学院高等学校(通信制高校)にて、「キリスト教学校教育同盟 関西地区カウンセリング研究会」の事例研究会が開かれました。今回は、14のキリスト教系小学校・中学校・高校と、1つの相談診療機関から、約40名の教員・カウンセラーが集まりました。大阪府内の中高一貫校で、不登校や学力不振など課題を抱える生徒が多くいる学級の実際の事例について、生徒や保護者へどのようなサポートをしていくことができるのか検討がなされました。

 

 20110702第2回事例研究会(HP).JPG

 5つのグループに分かれて、家庭環境や学習・認知面での得意不得意、友達との関係の取り方など、一人ひとり異なる背景を持つ生徒の状況をふまえた支援のあり方が議論されました。当該学級の担任教員も順にグループをまわりながら、今必要な対応や今後学校生活を送っていく上で予想される問題について、意見交換がなされました。

 また、同志社中学・高等学校の竹山幸男副校長からは、「学級担任を支援する」という視点から、学年団や教科担当、管理職教員なども含めた学校内の支援体制づくりや、学校外の相談・支援機関との連携についてお話がありました。

 困難を抱える生徒やその保護者へ、個々の教員やカウンセラーによる働きかけの可能性についてだけでなく、多くの生徒が育っていく「場」としての学校全体のあり方についても議論が深まり、有意義な時となりました。