学校行事

海洋スポーツ・体験 in 小豆島

 

8/12-14、本校の夏季集中授業、「海洋スポーツ(ウェルネス系列)」・「海洋体験(エコロジー系列)」が小豆島にて行われました。魅力的な体験記を紹介します。この授業には、本校の技能連携校の神戸YMCA高等学院、姫路YMCA高等学院の生徒も参加しています。

 

8月12~14日の2泊3日、夏季集中授業『海洋スポーツ』『海洋体験』をYMCA余島野外活動センター(香川県小豆郡)で行い、普段の生活とは違った体験を、生徒達と共に味わうことが出来ました。

フェリーに乗り、小豆島の余島に行きました。初日は干潮近くで海は浅かったけども生徒も先生も楽しく海と戯れていました!次の日は朝から風が強くプログラムのカヌーやカヤックなどをしたのですが…見事に風に流されました(--;)午後はアーチェリーなどを楽しみ、晩はBBQ!「お肉!お肉」と言いながらも薪を割ることや火をつけることに悪戦苦闘!!無事火もつき食べることができました。キャンプファイヤーも盛り上がり、その後のレクリエーションもみんな笑顔でやっていました。

 3日間、天候に恵まれ、真夏の太陽が照り続ける中での絶好の海洋プログラム日和でした。
 プログラムは、余島の海辺の散策から始まりました。干潮時にあわせての散策でしたので、様々な景観や生物たちが私たちを楽しませてくれました。潮風により風化した歪な岩肌。タイドプールに取り残された小魚。海水から顔を出し触手をたたんだイソギンチャク。岩の隙間からハサミを見せるカニ。海辺の景観にはミスマッチに思えるほど鮮明な色をしたカイメン。そこには、至る所に生命が満ち溢れ、多様性の中に、全体で調和のとれた自然がありました。
 夜の海辺に出てみると、潮が満ち、散策時とはまた違った景観をみせてくれました。干潮時には姿を露にしていた桟橋も、すっかり夜の海に飲まれています。その夜の海を注意深く眺めていると、波が砂浜や桟橋に止めてある舟にぶつかる度、かすかな青白い光が見えました。ウミホタル(甲殻類に属し、体長3mm程度、夜行性で外部からの刺激に対し、青く発光する)です。青白い幻想的な光で満たされた仕掛けのビンを見たときの驚嘆するみんなの姿、ライトを点けこの幻想的な光を放つものの正体を見たときの幻滅するみんなの姿、ともに私の脳裏から離れそうもありません。夜の海さることながら、夜の空もまた一興のものでした。まさしく満天の星空。代表的な星座を観察するには星が多すぎてわかりづらくもありますが、星座が何一つわからずとも、ただ砂浜に寝転がり眺めているだけで、時間を忘れてしまうぐらいの星空。吸い込まれてしまいそうな、吸い込まれてしまいたいほどの星空でした。
 プログラムの内容としては他にも、釣り、キャンプファイヤー、スイカ割りなどがありましたが、何かプログラムをすることは二次的なもので、何をするでもなく、その場での時間を感じることに大きな意味があったのではないかと思います。潮の満ち干きを感じながら1日が過ぎていく。そのような自然のサイクルを肌に感じることが、この集中授業の大きな狙いの一つなのだと。
 また、慣れない環境での集団生活で、誰もが戸惑い、苦労を感じたことでしょう。1人ではたいしたことではないようなことが、2人、3人では問題が生じたり、誰しもが円滑に生活を送れるようにと取り決められているルールの大切さであったり、相手の立場になって物事を考えたりと、この度の体験で学んだ、痛感したことが、普段の生活に少しでも生かされればと思います。
 最後になりましたが、普段の生活では、自然と接する機会も少なく、自ら進んで自然の中へという気持ちに億却な私にとって、この度の集中授業のように、仕事として自然と触れ合う機会を持てたことに感謝いたします。

 最終日…島を去るときが…。みんなよく焼けて(^^)お疲れ様でした。

 様子はリンク先をご覧ください。またこのキャンプで着用したTシャツのデザインは、本校の生徒、福永 耕人さん(2Aクラス)が作成されました。それもあわせてご覧ください。