学校行事

海洋プログラム講座海洋実習in和歌山

【報告】

 7月14日から16日の日程で、「海洋体験」「海洋スポーツ」「フィッシング」の3つの講座の宿泊実習を行いました。朝9時半に天王寺をバスで出発。途中、和歌山センターの生徒・教員と合流し、お昼前に堺市立日高少年自然の家(和歌山県日高町)に到着しました。

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 昼食と入館式のあとは、早速目の前の海に出てスキンダイビング。はじめは海の水が冷たく感じられましたが、すぐに慣れて、海にプカプカ浮く感覚を楽しんだり、ウニや魚がたくさんいる海の中を観察したり、思い思いに楽しみました。

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 夕方からは海辺でバーベキュー。火をおこすのには少し苦労しましたが、各班で役割分担して材料を切ったり焼いたり。ご飯も飯盒で炊いて、焼きおにぎりにして食べました。慣れない野外炊飯で、片付けが終わったころにはすっかり日が暮れていましたが、協力する中で親睦を深めることができました。

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 2日目は、朝からアウティング。2人組でカヤックに乗り込み、約2kmの道のりを漕いで方杭(かたくい)の浜へ。「海洋体験」「海洋スポーツ」「フィッシング」の講座ごとに、磯の生物の観察・採集、カヤックレースや飛び込み、突堤からのサビキ釣りなどの活動をしました。みんなすっかり日に焼け、日焼け止めを塗り忘れて真っ赤になってしまった人も。夕方からは、フィッシング組は釣った魚をさばいて試食、スポーツ組はドッジボールに夜の散歩、体験組はウニの受精実験と、丸1日の活動で、夜にはみんなぐっすりでした。

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 3日目も、スポーツはカヌーの体験、フィッシングはカヤックからの船釣り、体験組はウニ受精卵の卵割が進む様子を観察するなど、それぞれの学びを深め、大きな怪我もなく、無事に日程を終えました。

P7164155.JPG はじめは「知り合いができるかなぁ」と不安がっていた生徒も、帰りがけには「来てよかった、また宿泊に参加したい」と笑顔で話してくれました。普段とは違う共同生活の中、新しい人間関係を育み、共に学びあうことができた3日間でした。

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白崎海洋公園

【参加生徒の感想】

 ・特に泳げなかったことをとても心配していた。生まれてからこれまで海で泳いだことがないのもあって前日の夜にも自分だけ泳げずぽつんと海岸で待っているというような夢を見るほどだった。でもいざ海に入ってみると、ライフジャケットのおかげでとても簡単に浮かび、外してみても、浅瀬ならクロールも平泳ぎも背泳ぎもたくさん悠々自適にぷかぷかできた。とても心ゆくまで楽しむことができた。最後の時間までたっぷり泳ぎ回れて、今生初の海水浴がすばらしいものになってよかった。(スポーツ)

・どうしてもやりたかったサビキ以外の色々な海釣りが出来て良かった。今までは川釣りばかりで海釣り経験が少なく、色々な釣り方がしたいと思い、参加した。中でも印象的だったのが、最終日のカヤックの上から糸をたらして釣ったこと。この釣り方はなかなかできない体験だったのでとても印象に残った。(フィッシング)

・いろいろな魚が見たいと思って参加しました。実際に目の前で泳ぐ魚を見ることができて良かったです。集団生活は少し不安でしたが、良い経験になりました。(体験)

・これまでに行ってきた、学校の宿泊行事とは全く違う2泊3日だった。(集団生活)

・初めは慣れない人や環境の中で、少し不安に感じたが交流プログラムをやっていくうちにいろんな生徒たちと交流できた。一緒に話したり、学んだりとやっぱり交流して仲良くなることは大事だとあらためて思った。いろいろな経験を通じて仲間たちとのキズナが生まれたと確信している。(集団生活)

教員ブログ(Facebook・本校HPの右)の7/25記事にも載せています。写真をたくさん載せています。ブログもあわせてご覧ください。