学校行事

特別活動「心臓マッサージ講習」

報告】 

 6月16日(金)と7月2日(水)の2回、本校の多目的室にて、特別活動「心臓マッサージ講習会」が行われました。

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  参加したみなさんは、心停止とはどういうことか、どんな状態のことか、なぜ必要なのか、などの話にしっかりと耳を傾けてくれました。

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 そして実際に「あっぱくん」という名のダミー人形(人形といっても胸の一部分だけなんですが)を相手に実践練習です。

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 一分間に100回以上のスピードでやるのですが、それをまずは四分間一人でやってみました。みんな口々にしんどい!きつい!と言いながらもやり切りました。途中でやめてしまったら救えるはずの命を救えなくなってしまうってこと、みんなわかっているんですね。そのあとは、交代しながら行う方法や、AEDの使い方も学習しました。

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 日本では心臓突然死で亡くなる方が年間約6万人もいて、そのうち50人は学校で亡くなっているそうです。日本では応急手当てが積極的に行われているとはいえず、救えたはずの命がずいぶん失われています。

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 積極的に行われない理由について、「手当の方法がわからないから」、「手当した結果、かえって症状が悪化したりすると、責任を問われかねないから」などがあげられます。

 善意で実施した応急手当の結果については、故意による重大な過失がなければ法的に責任を問われることはありませんので、応急手当てが必要な場面に遭遇したら、勇気を出して実施してください。ただし、安全の確保は十分に行うことをお忘れなく。

【参加生徒の感想文

・心臓が止まって亡くなっている人が年間6万人もいろことを初めて知りました。結構、高齢者が多いと思ったけどそうでもなかったことに驚きました。

・思っていたより強い力で押さないといけないんだ!と思いました。4分間押し続けるのがすごいしんどかったです。救急車が4分で絶対に来てくれるというわけでもないので長くなればなるほど、まわりにいる人の協力も必要なんだと思いました。あってほしくないけど、もしこういう場にあったら少しでも講習で学んだことを役立てられたらいいなと思います。

・車の免許を取ったときにも心臓マッサージの講習を受けましたが、忘れてる事も多かったです。でも、もしそういう場面に出会ったら、ただ見ている側の人間になるのではなく、人の命を救う手助けをする側の人間になりたいです。1人でも多くの人がこの講習を受け、1つでも多くの命が救われることを願います。