学校行事
「海洋体験」講座海洋実習in和歌山
【報告】
和歌山県 「日高少年自然の家」で、7月15日(日)~17日(火)2泊3日、6名が「海洋体験」講座海洋実習に参加し、行いました。これは、YMCA学院高等学校(通信制高校)の野外授業です。
今回、「海洋体験」は「フィッシング」と同日程で実施され、海中生物の観察やカヌー・カヤック体験のほかは、それぞれのプログラムが進められていきました。海洋体験では、「うみほたる」の採取・観察と「ウニの発生実験」を観察しました。
うみほたるは、3㎜ほどの大きさで日中は砂の中にいる夜行性の生き物です。エサとなるするめを入れたビンを海中に沈めて20分ほど待った後、ゆっくりと観察しました。海面を見ても、たくさんのうみほたるが光っているのを見ることができました。小さく青く光るうみほたるは、なんだかとても幻想的でした。
ウニの実験では、実際に海から自分たちで採取してきたウニを用いて、人工授精をして初期発生の観察に挑戦しました。一目ではオス・メスの区別がつかないので、結果的には何匹も犠牲になってもらうことになってしまいました…しかし、みんなで机を囲み、ドキドキしながら観察したことはいい経験になったことと思います。
今回、「海洋体験」と「フィッシング」を合わせて、本校だけでなく和歌山センター、奈良センター合わせて24名の生徒さんが参加しました。朝や夜の交流プログラムでは自己紹介ゲームや簡単なゲームを行ったり、カヌー・カヤック体験では、力を合わせて協力することで生徒さんは一体感を感じることができたようです。寝食を共にし、同じことを学び、感じながら同じ時間を過ごせた3日間は貴重な経験になったことと思います。3日間天候に恵まれ、太陽の下で過ごしたことでどの生徒さんも真っ黒になっていました。新たな友を得て、学びと経験に満ちた時を過ごせた生徒さんたちの笑顔は本当に素敵でした!
小平 夢子(本校「保健体育科」担当教員)
詳細はコチラ→海洋体験&フィッシング.pdf