学校行事

'09 総合的な学習の時間「イスラームの教え・文化と日常生活」

1/27(水)~29(金)、2/1(月)の4日間、本校(通信制・単位制のYMCA学院高等学校)の「総合的な学習の時間B」を実施しました。その一環で、1/27(水)に「イスラームの教え・文化と日常生活」の講座が行われました。担当教師の報告・参加生徒の感想をご覧ください。

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   【担当教員からのメッセージ】

  

現在の国際社会においてイラク戦争やテロとの戦いはキリスト教とイスラム教の対立という構造でとらえられてきました。日本においてもイスラム教は何処か遠い感じのするあまりなじみの無いものとしてニュースを受け止めているのではないでしょうか。今回、イスラーム文化センター代表のセリム先生にお越しいただき、イスラムとはなにか、争いの原因は宗教対立ではなく経済対立も含んだ複雑なものであることや、また日本におけるイスラムの影響などをお聞きし、日本にもたくさんのイスラムからの影響があり、イスラム教の人々が住んでいることを学び、イスラム教をより身近に感じてもらえたのではないかと思います。
アッサラーム・アライクム」(あいさつの言葉)

※「イスラーム」は現地語で、日本語では「イスラム」と呼ばれています。   

         池本 真

【参加生徒の感想】

・イスラム教が浸透している国の人々は、みなさん「イスラム教」というものを深く信仰していると思っていました。でも、講師はそこまで深くは考えていなくて、日常の片隅で「イスラム教徒」という風に思っていたと。自分も「仏教徒」という意識は全くありません。仏教というものが常に身近にありすぎて意識していないのかなと思いました。

・(イスラム教徒が)世界中に14億人もいるというのがすごいと思いました。自分は 無宗教ですが、それだけたくさんの人がいて、長く伝わっているなら、その教えはとても興味深いものなんだろうなと思いました。

・イスラムについて、どこかで先入観が自分の中であったんだと思う。授業でちゃんとした事を学べて先入観がなくなった気がしました。

 ・「アッラー」という神の存在の大きさがすごいなと思いました。アッラー=唯一の神、

  神は一人しかいない。キリスト教とは色々な点で違うな、とセリムさんの話を聞いて

  いて感じました。