学校行事
'09 総合的な学習の時間「モノづくり―皮のブレスレッドを作ろう―」
1/27(水)~29(金)、2/1(月)の4日間、本校(通信制・単位制のYMCA学院高等学校)の「総合的な学習の時間B」を実施しました。その一環で、1/28(木)に「モノづくりー皮のブレスレッドを作ろうー」の講座が行われました。担当教員の報告・参加生徒の感想をご覧ください。
【担当教員からのメッセージ】
京都芸術デザイン専門学校の方の協力を得て「総合的な学習の時間(モノづくり―皮のブレスレッドを作ろう―)」を行いました。作業内容はとても簡単です。まず、あらかじめブレスレッドの形に切られた革(牛革)に色を塗ります。絵の具では表面しか塗れないので染料を使います。筆で塗ったり、布を使い押し込むように塗ったり、押したりと色だけでなく塗り方でも風合いが変わってきます。次にワックスを塗り、三つ編みにして、最後の仕上げにボタンをつけます。慣れない木づちと金具に最初は恐る恐る作業していた生徒たちでしたが、2つめ、3つ目を作るころにはまるで職人のように慣れた手つきで作っていました。
2つ目を作る前に講師の方がこう言いました。「2個目は自分のためではなく誰かにあげることを考えて作ってみよう」。生徒が思い浮かんだ「誰か」は恋人や親、友人だったかもしれません。「どんな色が似合うかな」考えをめぐらすうちに「どうやったらできるかな」と方法が気になってきます。プロになると「誰か」はお客さんになります。そうなるともっといろいろと考えて、いろんな方法や知識が必要になります。「モノづくりには根気と工夫が必要だと思った。」生徒の感想にこんな意見がありました。「誰か」のための工夫と根気をこれからも大切にしてもらえたらと思います。
大谷 友貴
【参加生徒の感想】
・最初は難しくて何本も作れる気がしなかったけど、作っていくうちに楽しくなり、いつまでも作れる気になりました。
・とても楽しかったです。4つも作れたのでうれしかった。
・思っていたものよりいいものができて良かったです。同じ色を使っても全然違うものができるのが不思議でした。
・作り方は簡単だけど、キレイに作るのは簡単じゃなかった。
・三つ編みはバランスをととのえるのがちょっと苦手でしたが3本も作れた。