学校行事

森林体験

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【報告】

 11月6日、枚方市の穂谷の野外活動センターで森林体験の実習を行いました。「森林体験」は、「総合選択科目エコロジー系列」の一つです。

 森林体験は4時間の教室での講義の後、1日野外で実習を行います。森林について色々な角度から勉強すると共に、実際に森林保全の一環である森林管理を体験することで、森林を実際に感じ、様々な恵みをもたらしてくれる森林について考える出発点にしてほしいと思っています。

 教室での講義もただ話を聞くだけでなく、森林はどんなところか、何があるのか、どんな役割をはたしているのか、いろいろな質問に生徒が答えながら、森林の現状や近年の大きな変化に気づいていくようにしています。今回は実習の指導をお願いしている「森林ボランティア竹取物語の会」という団体の市山さんにも、教室に来ていただいて、団体の話や木を切ることで森を守っていく間伐について話をしてもらいました。

 実習当日は慣れない道具や日頃接しない年代の指導をしてくださる方に、緊張の面持ちでしたが、午後には打ち解け、作業を楽しんでいるようにも見えました。最後に一人ずつ感想を言い合う場面では、「楽しかった」「また、来てみたい」という感想も聞かれ、「体験」がメインのこの授業で一人ひとりがそれぞれの体験を得たと感じました。

 正阿彌 崇子(本校「エコロジー系列」担当教員)

 

(間伐体験指導担当 NPO法人森林ボランティア竹取物語の会市山二郎さんより)

 11月6日(火)、枚方市穂谷の野外活動センター内で、ひのきの間伐体験指導の機会を得ました。バスを降りて、センターまでの登り道が大変で、到着時間も予定の時間を過ぎました。この様な生徒たちの体力で、間伐ができるのか正直心配になりました。

 午前は、指導にあたる「竹取物語の会」会員の間伐の仕方の説明を聞き、2班に分かれての作業。のこぎりの使い方が初めての生徒も多く、「聞く」と「する」との違いを実感したようでした。午後はかかり木の処理という危険な作業やひのきの皮むきを行いました。

 最後に、各生徒の感想を聞いて、「あっ!みんな何かを得ている」と感じました。

【参加生徒の感想】

 

 ・改めて体で林業の大変さを知った。

 ・木を切ってかかりぎの対処法やヒノキとスギのちがいなど知れてよかった。

 ・ヒノキのにおいはとっても良いにおいだった。

・最初はあまり話すことができなかったが、作業を一緒にやっているうちに

 だんだん打ちとけることができ、非常に楽しかった。また間伐の体験を

 通して森林の大切さ、自然の良さを改めて確かめることができてとても

 良かった。

・森林を管理すること、伐採することはとても大切なことだなーと感じました。

 木を切ること、位置を決めながら切ること、えだを切ったり皮をはいだり

 など初めての体験でした。楽しかったのでぜひまたボランティア活動に参加したい。