学校行事

『ぐりとぐら』クッキング2008

 

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 7/4(金)、本校(通信制・単位制のYMCA学院高等学校)の家庭科室にて『ぐりとぐら』クッキングオープン!絵本『ぐりとぐら』にでてくるカステラを実際に作ってみよう!ということで、本校教員の中野由貴さんの指導のもと、愉快で楽しいクッキングがおこなわれました。中野さんは、昨年度の総合学習でも絵本にでてくる料理を生徒に伝授。詳細は、リンク先をご覧ください。

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【講師からのメッセージ】

   絵本『ぐりとぐら』は1963年に福音館書店の「月刊絵本・こどものとも」より出版された作品です。40年以上、日本のこどもたちに愛されている作品です。
   今回「ぐりとぐら大研究 ~絵本からことばを味わおう~」という授業を行い、ぐりとぐら」を読むことからはじめ、物語ができた背景や、作者について学んだり、各国語に訳されていることばの響きをたのしんだり、本や絵本の構造についても少し解説もしながら、この絵本を、見る・聞く・食べる、五感を使いあらゆる角度から楽しんでみました。
   なんといってもこの絵本でいい香りをただよわせているのは物語の最後にでてくる、あのふっくらとしたカステラでしょう。それで授業の中で実際にみんなで作って味わいました。みんなで一緒においしいものを味わうことも「ぐりとぐら」が教えてくれるしあわせなくらしぶりのひとつです。
   今回はホットケーキの応用で作品と同じく、卵と砂糖とバターと牛乳を使いフライパンでじっくり焼きました。(下へ続く↓) 

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   生徒のみなさんは実に手際がよく、ふたをあけると、 フライパンからもふっくらやけたカステラ風ホットケーキが顔をだしました。切り分けたものを粉砂糖、はちみつ、シナモンでデコレーションし、みんなでおいしくいただきました。(↓)

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   どのぐりとぐら、この2匹の野ねずみは、ゆかいな発想力で時には機転を利かせ、困難もひょいとのりこえます。仲間たちと分け隔てないおつきあいをしながら、自立して生活をしています。現在全部で7つのおはなしがあります。それぞれの物語からその素敵なくらしぶりをのぞいてみてくださいね。

料理研究家・童話作家 中野 由貴