学校行事

2008年度 「教育を共に考える集い」開催!

 

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【第1部 教育講演会】

 10月18日(土)、YMCA学院高等学校4Fホールにて教育講演会が行われました。毎年YMCAの3校(YMCA学院高等学校、大阪YMCA国際専門学校国際高等課程国際学科、同表現・コミュニケーション学科)合同で行っている講演会です。今回は羽下大信先生(甲南大学、大学院教授)が『不登校と高校中退「学校との関係」を見直す』というテーマでお話を頂きました。当日は約100名の参加者があり、保護者だけでなく教員も興味深くお話を伺いました。  学校と生徒、先生と生徒の組み合わせが悪いというお話には多くの気付きがありました。 予定時間を過ぎるまでお話を頂き、不登校の問題に関して理解が進む講演会でありました。

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【第2部 フリースクール大集合(個別相談)】

 講演会終了後には、昨年に引き続き第2部としてフリースクール大集合(個別相談会)として、YMCA各校とYMCAと関係のあるフリースクール27団体(ブース10団体、資料17団体)が参加して、個別相談を行いました。1時間半の間に20組(フリースクール10組、YMCA10組)の方々がご相談に来られました。資料を多く抱えながら熱心に相談される光景に不登校の子どもをお持ちの保護者の皆さんの選択の幅を増やす機会になれたのではと思います。
 また、これに先立ち今回は、教育講演会の講師羽下大信先生を囲み昼食をとりながらフリースクールの方々と交流する貴重な機会を得ました。羽下先生からのメッセージや各団体のこれまでの歩みに耳を傾けられ、今日のこども達を取り巻く課題を分かち合う事ができました。今後も共に見つめ学びを通して子どもや保護者の子育て支援のために協働できればと思います。

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【参加者アンケートから】

・思い込まない、思い詰めない事が大事なのだろうなぁと思いました。講演会を聴かれている方で泣いている方もいました。辛いのは私や息子だけではないのだと思えました。あせらず一歩一歩前進できたらいいなと思います。

・「学校に行かない」と言う子どもの結論は肯定して次を考えることが大事と言う先生の言葉に目からウロコが落ちた気持ちになりました。ともに生きることを大事にして子どもと向き合いたいと思います。

・「不登校」という重いテーマを先生はほのぼのとした口調で話され、それが私達親の心を軽くして下さるように感じました。「イヤなことは避ける」これは人間らしく生きる最大のテーマなのかもしれません。