学校行事

'08 総合学習 『織るのは縫うより簡単、Samiの紐を織ってみよう』

 

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   1/28(水)~30(金)、2/2(月)の4日間、本校(通信制・単位制のYMCA学院高等学校)の「総合的な学習の時間」を実施しました。その一環で、1/28(水)に『織るのは縫うより簡単、Samiの紐を織ってみよう』の講座が行われました。詳細は、講師の井澤康子(本校の家庭科教員)さんの報告文と参加生徒の感想をご覧ください。

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【井澤さんからのメッセージ】

 1994年リレハンメル・オリンピックの開会式で歌と橇の華麗な手さばきを披露したことでも記憶される北欧の少数民族サミはツンドラと森林に覆われた地域に暮らしています。サミの衣服は青を基調にして、赤白黄などの毛糸で織った美しいベルトや靴紐が特徴的です。
 総合学習では、実際に卓上織機や原始機を使って紐を織りました。織ることは単純な作業の繰り返しですが、使う毛糸の色や緯糸の詰め方、房飾りの変化でそれぞれ個性がでます。配色に趣を凝らす人、感性を大切にする人、孤独な輝きの見られる人など、手作業に伴う労力を体感し、初体験ながらもそれぞれに満足度の高い飾り紐が出来上がりました。
 終始、黙々と織機に向かい集中している姿に感心!皆さんの、織り上がった時のにっこり笑顔がとても素敵でした。本講座を通して、受講生の皆さんは北欧の生活文化や伝統工芸の背景知識に興味をもつきっかけが出来たことでしょう。
                         

                                 本校教員 井澤 康子

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【参加生徒の感想】

  やってみたらすごく楽しくて、あっという間に時間がすぎていった。赤と白のキレイなボーダーが出来、とても満足できる物になった。また機会があればぜひやってみたいと思う。いい思い出になりました。楽しかったです!!!