学校行事

'08 総合学習 『宮沢賢治の童話をよんで雑穀を学ぼう』

 

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   1/28(水)~30(金)、2/2(月)の4日間、本校(通信制・単位制のYMCA学院高等学校)の「総合的な学習の時間」が行われました。その一環で、1/28(水)に『宮沢賢治の童話をよんで雑穀を学ぼう』の講座が行われました。詳細は、本校教員の中野由貴さんの報告文と参加生徒の感想をご覧ください。

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 【中野さんからのメッセージ】
                 
                 「宮沢賢治の童話を読んで雑穀を学ぼう」

 宮沢賢治の作品を読み、雑穀を調理して、作品とお料理を味わいました。

 今回は『狼森と笊森、盗森』『雪わたり』の作品をとりあげました。宮沢賢治のふるさと岩手県をはじめ、東北地方は、昔から厳しい自然環境があり米作りにも大変な苦労の歴史もありますが、雑穀が登場している賢治作品は、現代の私たちに自然と人間の語らいからうまれる豊かさを感じさせてくれます。
 作品をとおして紹介した稗と粟をつかって調理実習。10種類の雑穀のはいった「雑穀ごはん」、生姜とねぎもたっぷりいれて体の温まる「稗と大根の中華風のスープ」、粟とリンゴジュースで「粟とりんごのコンポート」を作りました。
 みんなで作ってみんなで味わうからこそ生まれる、「おいしい」も食べることには 欠かせない大切な栄養だと思います。参加の皆様、協力いただいた先生方ありがとうございました。これを機会に、宮沢賢治の童話を、そして雑穀をいろいろ味わってみてくださいね。

料理研究家・童話作家 中野 由貴


☆中野由貴さんのプログ☆もあわせてご覧ください。

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【参加生徒の感想】

・宮沢賢治は、すごく変わっていておもしろい人だと思った。雑穀はもっと質素なイメージがあったけど、実はごちそうで見直した。普段料理はしているけど、雑穀料理ははじめてで楽しかった。家でもやってみようと思います。すごい栄養ありそうなかんじでした。
・宮沢賢治の話は全然知らなかったのできけてよかったです。調理実習は雑穀の料理を作ったことがなかったのですごいいい経験になりました。味はうすかったけど全部おいしかったです。また機会があったら作ってみたいです。
・調理をし終えて思ったことは、作ってる料理や材料は一緒なのにどの班も違う味だったらしい。ひさしぶりに協力して作ったけどなかなか楽しかったです。
・野菜を切るのが大変でした。やはり普段から家の手伝いをしないといけないなと思いました。何か色々大変だったけど、協力できて、なんとか作れたので良かったです。