学校行事

'09 総合的な学習の時間 「あなたもなるかも!?裁判員制度」

 1/27(水)~29(金)、2/1(月)の4日間、本校(通信制・単位制のYMCA学院高等学校)の「総合的な学習の時間B」を実施しました。その一環で、2/1(月)に「あなたもなるかも!?裁判員制度」の講座が行われました。参加生徒の感想をご覧ください。

 

【担当教員からのメッセージ】

 昨年からようやく始まりました裁判員制度について、ご存知ですか?その前にそもそも通常の裁判はどのようにして行われているかきちんと知らない人も多いのではないでしょうか。今回は、大阪弁護士会のご協力いただき、裁判傍聴をしてきました。何気なくニュースなどで毎日目にする事件の数々。事件の大小に関らず、そこには自分と同じような人たちが裁く人、弁護する人、追及する人、される人として存在することを目の当たりにしました。この経験を通じて、今度は自分たちがその一人として担うかもしれない責任について考える機会になったと思います。 

齊藤  薫  

 

09年度裁判員制度(HP写真).jpg

 

【参加生徒の感想】

・広い場所で行われるのかなあと思っていたら、個室っぽくて、聞きやすかったし、わかりやすかった。人が裁かれているのをはじめて見たので、すごいなあ・・と思った。自分が何も思わずに生きている毎日に、こんな雰囲気で裁かれている人もいるんだなあと改めて実感した。(1年次生)

・今日はいくつかの実際の裁判を見て、身勝手な事件もあれば、悲しい背景がある事件もあることを実感した。被告人の母が証人として話しているときに、息子が泣いているのをみて「あの涙はどういう意味なんやろ」とずっと思っていた。あの裁判の続きが気になります。(1年次生)

・裁判はテレビドラマで見るよりも、ずっと緊迫した空気だったので息苦しかった。自分の印象では、被告人たちは決して悪い人には見えなかったので判決が下りたときには少しかわいそうになった。もし自分が裁判員になったら、冷静な判断で人を裁けるのかかなり不安になった。(3年次生)