学校行事

「五感で自然を感じよう」の授業風景

10年度「五感」(HP写真).jpg

写真は、YMCA学院高校(通信制高校)の「五感で自然を感じよう」の野外実習での授業風景です。この授業の引率教員の鮫島一泰さんからのメッセージをご覧ください。

【鮫島さんからのメッセージ】

「五感で自然を感じよう」は総合学科の本校ならではの「エコロジー系列」の講座です。

今年度は、NPO法人ひらかた環境ネットワーク会議」の職員である、正阿彌崇子さんにこの授業を担当していただいており、6/3(木)に野外実習を行いました。

最初の授業では自己紹介もかねて、自分が育てたことのある生き物や行ってみたいところなど、生徒さんがお互いにインタビューしながら進めました。その後は、花や葉の種類を手(触覚)や耳(聴覚)だけで当てたり、アイマスクをして味覚だけで食べ物を当てたりもしました。ここでは、野外実習の様子をお伝えします。

 野外実習は「堺ふれあいの森」で実施しました。当日は、快晴でとても気持ちのよい日でした。

まず、それぞれの場所に分かれて目をとじて聞こえる音に耳を澄まします。風の音、木の葉が落ちる音…、学校の近くの公園でも同じ取り組みをしたのですが、都会とは違った音がたくさん聞こえます。鳥の鳴き声もいくつも響いてきます。それを自分なりの表現で紙に描いていきます。生徒さんの紙はたくさんの模様で一杯でした。
 それから2人一組になって、お互いに合う木を見つけてみました。

「細いけどしっかりしている」

「でっかいから、背の高い君にぴったり」

生徒さんは少し照れながら選んだ理由を伝え合っていました。
 昼食の後は、自分なりに感じた風景をスケッチしました。

最後に、みんなの前で一人ずつ完成した絵の説明をしてもらいました。元気な生徒さんもおとなしい生徒さんもそれぞれが自分の気持ちを表現していました。自然のなかでいろいろな体験を通して新たな発見をしてきた生徒さんたち。自然の大切さや自然と私たちの関係を考えるきっかけになったと思います。

 

鮫島 一泰(本校「理科」担当教員) 

 

 【生徒さんの感想】

・和気あいあいとすごせて楽しかった。

・五感は人間には必要なものだとこの体験でわかりました。

・自然を感じることが多くて楽しかった。自然の大切さを体で感じることができた。