学校行事

「福祉実習基礎1(車いす)」の授業風景

写真は、YMCA学院高校(通信制高校)の福祉系列の「福祉実習基礎1」の授業風景です。

【報告】

 

 5/25(水)、「福祉実習基礎1」の授業にて、講師の西澤正一さんのもと、車椅子を使った実習が行われました。

 

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 まず、生徒が2人ずつ「車椅子に乗る人」と「車椅子を押す人」のペアを組み、本校からJR天王寺駅付近までの歩道を通り、駅付近で交代し戻る練習をしました。歩道は、多くの人や自転車が通り、斜めになっている坂などの障害物もあり、想像以上に困難でした。手に力を入れないと車椅子が車が通る道路側のほうへいってしまいそうになった危険シーンも。

 

 次に、出入り口付近のスロープの利用にトライ。自力で車椅子を動かして上る練習も容易ではなさそうでした。自分でうまく操作できず、つい立って車椅子を動かす生徒も。

慣れないうちは、思うように車椅子を動かすことができず大変ですが、同時に車椅子の利用者だけでなく、目が不自由な人や耳が不自由な人など、いろんな障がいがある人の、生活面において不便なことや大変さに気づくきっかけになるのではないかと思います。

 

来週の授業は、視覚障がい者体験でアイマスクや白杖を使って実習をします。

この授業でも、”障がい”とは何か、障がいがあるとはどういうことか、それをサポートするにはどうしたらいいかを考える時間を持ってもらえると嬉しいです。