学校行事
「五感で自然を感じよう」の授業風景
【報告】
5月22日、堺自然ふれあいの森で、正阿彌 崇子先生(エコロジー系列担当教員)のもと、「五感で自然を感じよう」の実習が行われました。
「五感で自然を感じよう」は、YMCA学院高校(通信制高校)の「総合選択科目エコロジー系列」の一つです。
はじめは、森に入り、聞こえてくる音にじっと耳を澄ます実習。自分を中心に、どんな音が聞こえてくるか、それぞれで「サウンドマップ」を作りました。
静かな森の中ですが、色々な鳥の声、風が木の葉を揺らす音、カエルの鳴き声、木の実か何かが落ちるような音・・・。街の中の公園で聞こえていたよりも、たくさんの音が聞こえてきていました。
「私の木」の実習では、ペアを組んで、一人がアイマスクで目隠しをし、もう一人がエスコートをして、森の中を歩きます。険しい道ではないけれど、目隠しで足を踏み出すのには少し勇気がいりました。エスコート役の時には、ゆっくり、相手が安心して歩けるように、声をかけながら、それぞれの木のところまで案内します。目隠しをしたまま手を触れた木の感触は、ちょっと新鮮?だったかも知れませんね。
お昼の後は、森の中を歩いて、見晴らしのいいところで「私の住みたい森・行ってみたい森」の絵を描きました。動物のいる森、花が咲く森、ご神木のある森、虫のいない(笑)森・・・、理想の森のイメージはみんな違っていて面白かったですね。
最後には、「自然ってなんだろう」ということをみんなでもう一度考えました。木があれば自然って言える?動物がいれば自然なの?正阿彌先生の問いかけにみんなで答えていきながら、だんだんみんなの「自然」についての考えが深まっていくのを感じました。
少し雨がぱらつきましたが、気持ちの良い森の中で、普段よりもたくさん「五感」を使いながら、自然を感じ、考える一日になりました。
川口 彰範(本校「理科」担当教員)
【参加生徒の感想】
・めちゃめちゃ自然。
・虫がたくさんいて楽しかった!
・久しぶりに自然を感じれた!自然の音を聞いたり、書いたりしてとても楽しかった。
・久々に自然の中で色々とすることができて楽しかったです。毛虫に刺されたのは痛かったですが・・・。
・目かくしのやつや、今までやったことないことばかりだったので楽しかったです。