学校行事

「星空への招待」

 1月19、20日の一泊で、西はりま天文台へ、自由選択科目「星空への招待」の実習に行って来ました。これは、YMCA学院高等学校(通信制高校)の野外授業です。

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 【報告】

  1月19、20日の一泊で、西はりま天文台へ、自由選択科目「星空への招待」の実習に行って来ました。参加したのは、男子3名、女子12名。和歌山センターからも1名参加してくれました。

 12時に学校を出発して、2時半ごろに天文台に到着。まず、研究員の先生に説明してもらいながら、天文台の施設を見学しました。西はりま天文台には、観測のための施設がいくつかありますが、一番のメインは「なゆた望遠鏡」。国内に設置されている望遠鏡としては日本一、公開望遠鏡では世界一の大きさです。「なゆた」が設置されているのは望遠鏡棟の3階。観測室に入ると、高さ約7m、幅約8mの大きな「なゆた」の姿に、ちょっと圧倒されました。

 その後は、屋外の広場で、個人で使える小さな天体望遠鏡を使った操作実習。4、5人に一台の望遠鏡を使って、設置の仕方、方向やピントの合わせ方を教えてもらいました。初めて使う本格的な望遠鏡に、みんな興味津々で、順番に操作して覗き込んでいました。まだ4時頃でしたが、ちょうど頭の上に出ていた上弦の月に合わせて見てみると、表面のクレーターまでくっきり見えて、「すごい!」と歓声が。夜の星空への期待も高まっていたのですが・・・夜はあいにくの曇り空。講義室で研究員の先生の天文話を聞きながら、空が晴れることを期待して待ちましたが、「なゆた」で星を見ることはできませんでした。10時頃に晴れ間が覗いていることに気がついて、小さい望遠鏡で月と星を少しだけ見ることが出来ましたが、思うように星が見られなかったのは残念でした。

 宿泊棟は他の団体がなかったので、ロビーも自由に使えて、置いてあったけん玉で「けん玉大会」をしたり、晴れるのを待ちながら夜中まで話をしたり、それぞれが思い思いに過ごす時間になりました。普段あまり体験することのない団体生活で、卒業予定の3年生が多かったので、修学旅行のような雰囲気でしたね。「もう1泊したかった」「星が見れなかったからまたリベンジしに来たい」といった感想も。星が見られなかったのは本当に残念でしたが、それぞれの思い出に残る実習になったと思います。

 

川口 彰範(本校「理科」担当教員)

詳細はコチラ「星空への招待」.pdf

【参加生徒の感想】

・雪の積もった寒空の中、昼間に半月が見えました。寒い中で皆で協力して望遠鏡を使い、月のクレーターをのぞいた時は思わず歓声が上がったり、楽しみながら実習できました。友達が出来たことも大きな成果です。集団生活を通し、かけがえのない思い出を手に入れました。

 

・月がとても綺麗にみえて、みんなと一緒に過ごし、普段できないような経験ができ、とてもいい思い出に

 なりました。楽しかったです!

 

・今日は残念ながら天候が悪く、ゆっくり時間をかけての観測はできませんでしたが、それでも普段とは

 違った夜を楽しめて、とても満足のいく1泊2日になりました。

 

・星は見れなかったけれど、多くの人との交流があって、お友達もたくさん増えたので、とてもいい思い出

 になりました。

 また集団生活だったので、人を思いやるということを学ぶことができました。

 

・修学旅行へ行ったような楽しい気持ちになりました。高校生活最後のいい思い出になりました。