学校行事

ウィンタースポーツ~スキー実習~

【報告】

 1/7(火)~1/9(木)の2泊3日で、15名の生徒さんと一緒に兵庫県の鉢伏高原へスキー実習に行ってきました。

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  現地に到着して辺り一面の雪景色を目にすると、普段雪を見ることがあまりないためか、生徒さんのテンションは一気に上がっていました。
 
 実習では、初めてスキーに挑戦する生徒さんが多く、言われていることを頭では分かっていてもなかなか体を思うように動かせず、自分の意図しない方向へ滑っていってしまったり、止まれずに雪山に突っ込んでしま
ったりしていました。しかし、何回も何回も転びながら滑る回数を重ねていくと、決められた所で曲がれるようになったり、止まれるようになっていきました。
 
 滑り降りた斜面(生徒の皆さんにとってはかなり恐怖を感じる斜面)を振り返って見てもらったときは、「えーっ!!私こんなところ滑れたの!?」と驚くと同時に、自分もできるんだ!と自信に満ちた表情をしていました。

 3日間の実習中、誰も怪我することなく、また病気をすることもなく、無事に終えられて本当にホッとしています。天候に恵まれたのは初日のみで、2日目はみぞれの中、3日目は吹雪の中の実習でしたが、弱音を吐きながらでも最後までがんばって参加したことは立派だったと思います。最近の若者は…なんて言われてしまうことが多いですが、生徒のみなさんは本当によく頑張りました!

 実習中、生徒のみなさんは普段のスクーリングとはまた違う、実に色んな表情を私達に見せてくれました。真剣な時や、スピードが出すぎてしまって恐怖を感じている時、転んで少し恥ずかしそうにしている時、また仲間と共に大爆笑している時、そして何よりも、上手に出来たときの笑顔が最高でした。

 この実習を通して、新しい友人もでき、また新しい自分にも出会えたことと思います。みんな一緒に同じ時を過ごし、共に笑い合えたこと一つ一つが、生徒さんにとって大切な思い出となったことでしょう。

 経験に勝る座学はありません。実際に自分で体験し、心の底から実感したとき、人は最も学び成長すると思います。この実習を通して得たものを、生徒さんにはこれからも大切にして欲しいなぁと思います。また、私自身も教員としてとても貴重な学びの時間を過ごさせて頂きましたので、この経験を大切にしていこうと思います。

小平 夢子(本校「体育科」教員)