学校行事

総合学習 『自分だけの絵本を作ろう』

 

1/29(火)~2/1(金)、本校(通信制・単位制のYMCA学院高等学校)にて「総合的な学習の時間」が行われました。その一環で、1/30(水)に『自分だけの絵本を作ろう』が行われました。絵本作家のよしおかとしみさんに絵本製作の方法を教えていただきました。

【講師からのメッセージ】

世界中で1冊だけの絵本づくりを楽しむ講座です。 授業が始まれば、たちまち生徒たちは絵本作家に変身を始めます。 そして絵本を創りあげ、授業が終わる頃にはみんなりっぱな絵本作家たちに。 毎回すばらしい作品がいっぱいで驚きの連続です。 だれでもみんな心の中にキラキラするものを持っている芸術家なんですね。 自分の中のキラキラに出会ってそれを形にしていくのはとても楽しい創造的な仕事。 夢中になってしまいますよ。

本講座講師 よしおかとしみ(絵本作家) 

[写真にて授業紹介]

読み聞かせ(左上)→下絵(右上)→本番(左下)→製本(右下)

この手順で絵本製作が行われました。写真中央は、読み聞かせの際に使用された絵本です。

【生徒の感想】

1月30日に行われたこの講義は多くのことを修得できるまさに「総合学習」となりました。
文を考え、絵を描き、一冊の本にする過程で僕が学んだすべてをここで表し尽くすことはできませんが、ある一つの確信が僕の心を揺るがしました。
「自分の甘さ」です。
日々の生活の中で感じる、喜び、悲しみ、憤り…
できる限りの表現をしてやろうと思っていました。
「創る」ことを始めるまでは。

(こんなに難しいのか)

画用紙四枚に、自分だけの絵本の世界を確立することは僕には到底無理でした。それは画用紙が五枚になろうが、六枚になろうが、八枚、十枚、二十枚、百枚になっても不可能です。
「創る」ことに必要な能力、技術、経験。
何もかも自分にはなかったのです。
恥ずべきことかもしれません。
しかし、これから培っていきたいです。
よしおかとしみさんのように自分だけの絵本を表現できるようになるためにも。

2年次生徒 屋木 龍太郎