学校行事

総合学習 『心理学を知ろう』

 

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1/29(火)~2/1(金)、本校(通信制・単位制のYMCA学院高等学校)にて「総合的な学習の時間」が行われました。その一環で、1/30(水)に『心理学を知ろう』が行われました。この講座は、「独立行政法人 科学技術振興機構社会技術開発センター研究員」の難波久美子さんに講演をしていただきました。

「心理学」といえば心理テストや心理カウンセラーなどの言葉が浮かぶのではないでしょうか。しかし一言で「心理学」といってもいろいろな分野があります。様々な実験を通じて心理学の分野について学びました。そのうち二つの分野について生徒が次のような感想を書いてくれました。

【生徒の感想】

「比較文化心理学」
ひとつの絵本について書かれた感想文をさまざまな国や年齢別に比較したときに見えてくる、文化間の心理の違いについて考えるというものでした。私も同じように絵本を読んで感想を書いたのですが、私の感想文と日本人の一般的な感想文は言っている事が同じだったのです。またスウェーデン人の学生が書いた感想文を見てみると、一見日本人と似ている感想文のようなのですが、少しずつ、でもはっきりとニュアンスが違ってくるのです。

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「知覚心理学」
この心理学で行なった実験はまず、「鼻をつまんで飲み物を飲んでみる」です。飲み物の色が分からないように目もつぶっていたのですが、味を感じるのは舌のはずなのに、目や鼻をふさぐだけで自分が何を飲んでいるのかすごく分かりづらくなってしまいました。(↓下へ続く)

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次に、ティッシュにしみこんでいるにおいを何のにおいか当てる実験をしました。これもにおいの物体が見えないだけで、確かにどこかで嗅いだことのあるにおいなのに何のにおいなのかとても分かりづらかったです。このように私たちは無意識のうちに1つの感覚を複数の感覚器官を使って脳で理解しています。