学校行事

総合学習 『世界につながる私たちの暮らし』

 

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1/29(火)~2/1(金)、本校(通信制・単位制のYMCA学院高等学校)にて「総合的な学習の時間」が行われました。その一環で、1/30(水)に『世界につながる私たちの暮らし』が行われました。この講座では、特定非営利活動法人「AMネット」理事を務めている神田浩史さんのお話を伺いました。この講座の担当教員の報告・感想を掲載致します。

『世界につながる私たちの暮らし』

特定非営利活動法人「AMネット」理事の神田浩史さんにお越しいただき、お話を伺いました。
Q.私たちが食べている「塩」はどこで作られているのでしょうか?
この問題は「今日の朝ごはんで食べたものはどこで作られたものか?」を考えていく中で多くの生徒が疑問に思いました。「お米は日本やけど・・・塩も日本かな?」という意見がほとんどでしたが、正解は!主にオーストラリア、メキシコで生産されているそうです。全く予想していなかった答えでした。どこで生産されているのかほとんど気にせず食べていることに気づかされるとともに、いろんな国から輸入していることがわかりました。

また、次のことが印象に残りました。
《世界中では8人に1人が飢餓・5人に1人が安全な水を手に入れられない》
《日本では食料自給率は39%・残飯率が28%》
私たちはごはんを食べたり、トイレに行ったり、当たり前のように過ごしていますが、世界では水も食料もなく生活していることや、日本がたくさんの物を外国から買うことによって起こる影響についても知りました。

最後に「私たちには何ができるのか?」を考えました。
「節水、節電など・・それは小さなことかもしれないけど、一人ひとりが少しずつでもよい方向に向かう方法だと思う」という意見が出ました。
普段生活の中で気づいていなかったけれど、実はたくさんの国と関わっていることを学びました。そして、私たち一人ひとりの行動が世界に影響を及ぼしていることを意識しながら生活を見直していきたいです。

担当教員 谷口佳江