学校行事

農業体験2008

 

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 「農業体験」は、総合学科の本校(通信制・単位制のYMCA学院高等学校)ならではの講座です。今年度は、1日の実習を含む4回のスクーリングで実施しました。
 第1回のスクーリングでは、農業を支える要因、阻害する要因、そして農業が私たちに与えるプラス・マイナスの影響についてグループで話し合い、発表しました。  第2回では、NHKで放映されたリンゴ農家の木村秋則氏のお仕事を見て、無農薬で挑む新たな農法について学習しました。

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 第3回はいよいよ実習です。大阪YMCAが管理委託を受けている「紀泉わいわい村」(泉南市)で、スタッフの皆さんのご指導によりタマネギの植え付け、サツマイモの収穫(おいしくいただきました!)、稲の脱穀を体験しました。足踏み脱穀機や唐箕(とうみ)といった昔ながらの器具を使い、当時の人たちのお仕事に思いを馳せながら、お茶碗一杯の大切さを体感しました。
 
【参加生徒の感想】

・想像以上に楽しかったし、良い経験になった。日常何気なく口にしてるけど、作物ができるまで、時間と手間がすごくかかっているということを知って、何気なく食べていたことが幸せなことだと思った。

・食の原点である農業について、さまざまな問題がとりざたされているこの時代に、改めて学ぶことができて本当によかったと思う。貴重な体験をたくさんさせてもらって自分自身の食生活ももう一度見なおそうと思えるいい機会になりました。

・昔の人はすごい。ただ、自由が少ないからたいくつそう。

・玉ねぎの農作業が意外とかんたんで楽しい。白米にするまでがすごい苦労。帰りに、おいもがもらえるかも!?おいもおいしかった~♪

・ふだん体験できないようなことがいっぱいできました。自然学校を思い出しました。また体験行きたいです!

・いつも食べているものは農家の方の大変な苦労でできていることが体験できました。

・全体的に楽しかった。

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  第4回は「土」に生きる生物の観察を行いました。雑木林の土を分け、小さな生物は簡単なツルグレン装置(写真左)で集めました。顕微鏡で観察すると、そのグロテスクな姿に「ギャ~~」の声連発でしたが、土を「育てる」大切な生きものです。
 生徒さんは、「頭」で「身体」でいろんな角度から農業を体験したと思いました。