学校行事

2008年度後期「保護者とともに進路を考える会」

【「保護者とともに進路を考える会」の報告】

   2/28(土)、本校(通信制・単位制のYMCA学院高等学校)にて、『保護者とともに進路を考える会』(午前中に2年次生の部、午後から1年次生の部)が開催されました。

【2年次生保護者会】

①就職・進学に関する情報の提供
②「卒業生・卒業予定者に聞く」

   ②では、進路もさまざま、入試方式もさまざまな5名の卒業生・卒業予定者に来ていただいて、「保護者への提言・苦言・感謝」ということで2年次生の保護者の方の前で忌憚ない生の意見を話してもらいました。
  進路については、保護者に全く相談しなかった人からしっかり相談した人までそれぞれでした。保護者の方には「もっとほめて欲しい」「通信制高校から大学というルートも認めて受け入れて欲しい」「目標を持てとか、強制的なことを言わないで欲しい」「スポンサーだけど、心を広く持って欲しい」などの意見がありました。
  また、「私の考えを尊重してくれた」「お金のことはなんとかなるからと背中を押してくれた」「自分が不安な時に、包みこんでくれた」「ほっといてくれた」など、参加者それぞれからいろんなかたちの感謝の言葉が出てきました。 

【1年次生保護者会】

①キャリアカウンセラーの奥平温子さんに進路についてのアドバイス
②本校の桜井校長からのメッセージ
③進路支援部からのお知らせ
④新たに設けられた「進学コース」の説明

   ①では、子どもの進路とどう向き合うか―親は子どものベストサポーター」と題した奥平さんからこんな問いがありました。

     「あなたがなりたかった仕事を紙に書いてみましょう。」

  保護者の方はその答えを紙にかいていきました。

    「そこには保護者の皆さんの仕事に対する価値観が現れていると思います。くれぐれもその価値観だけで子どもさんをしばることはしないでください。」

  このように、生徒さんが進路を考えていく時の保護者の「寄り添い方」について、奥平さんに具体的なアドバイスをいくつも頂きました。

   「生徒さんにとっては進路を考えるということはとても大切なプロセスであり、そして保護者の皆さんが何よりの理解者でありサポーターであること。また、実際の生徒さんの意思決定においては、すぐに生徒さんから結果を求めるのではなく、まず生徒さんがどのような状況かを把握し、気持ちを認めてあげることが大切」

   最後に「どの子どももみんな保護者のことを思っています。保護者の皆さんも子どもさんと一緒に将来をあたたかく見つめて欲しいと思います」と締めくくられました。