2024年度ヘルスケアキャンプ
8月28日(水)~29日(木)、和泉市青少年の家で1泊2日のヘルスケアキャンプを行いました。
本校のヘルスケアキャンプは、
「誰もが学びをあきらめない学校づくり」
の取り組みの一環として実施しています。
起立性調節障害や過敏性腸症候群、
睡眠障害、精神不安など、
様々な不安を抱え、
学校に通いたくてもなかなか通えない(またはこれまで通えなかった)生徒たちが
本校には多く在籍しています。
学びたくても学べない...
そんな健康に不安を持ち中学時代不登校だった生徒が、
少しずつ健康を取り戻し、学びをあきらめず、
未来に希望をもてるよう、「健康」への取り組みを本校は進めているのです。
人との関わりや集団行動などの経験が少ない(または経験を積める状況でなかった)生徒たちが、
今回のような宿泊行事に参加することは大変チャレンジングなことであります。
生徒たちが安心して参加できるよう、
本キャンプは、YMCAの教職員(学院高校・ウエルネス・総合研究所)のみならず、
医師(関西医科大学)、看護師、運動ゲームアプリ開発者(東京都立大学大学院)、卒業生、ワイズメンズクラブも帯同し、
様々な人と関り・交流できるということが大きな特徴の一つです。
手厚いサポート体制、
ゆったりとしたスケジュール...
生徒たちのチャレンジをしっかりと応援する環境がそこにはあります。
これまで自分のことで精一杯で他者に目を向けることが少なかった
不器用ながらもこのキャンプで人と交わり、2日間ともに生活をしました。
ありったけの体力と気力を出し切って、充実した2日間を過ごしてくれたことと思います。
今回のキャンプをきっかけに、生徒たちが新たな一歩を踏み出し、
更なる成長へとつながっていってくれることを願っています。
●参加者の声(一部抜粋)
「一生懸命頑張っていると誰かが見てくれている。そして、褒めてくれる喜びを知った」
「たくさんの人と交流することでコミュニケーション能力が高まった」
「もっと人に意見を伝えていいんだなと思った」
「協力してご飯を作ることができた。協調性の良さを知った」
「人の大切な部分に気づかされた機会だった」
