ODキャンプ~起立性調節障害の生徒たちのキャンプ~

先日、8月22日から23日にかけて、起立性調節障害の生徒たちを対象としたODキャンプを行いました。初の試みでしたが、22名もの生徒が参加しました。

キャンプが始まるまでの生徒たちは「宿泊などの学校行事に参加したことがないからワクワクする...」「ODが不安で集合時間に行けるか分からないな...」「皆と仲良くできるかな...」などの期待や不安を抱えながら参加していました。

キャンプが始まってみると、自然散策やカヌー、BBQ、クラフト、など、ワークが盛沢山で、自然と生徒同士の距離は学年も関係なく縮まりました。

夜の集いではODに対する思いや、それぞれの経験を語り合いました。中には辛い経験を明かしてくれる生徒もいましたが、時間が経つにつれて、「ODだからこそみんなに出会えた」「ODだからこそ、人に思いやりが持てるようになった」と、ODという病気が辛い過去だけのものではなく、今の自分に繋がっていることを確認できました。

無事に全員で1泊2日の宿泊を終え、帰ってこれたことはそれぞれの自信に繋がったと思います。ここで出会った仲間との繋がりを大切にしてほしいと思います。

以下は参加した生徒の感想です。
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・周りの人のODや、辛い体験談を聞いて、昔辛い思いをした人達は、皆人の気持ちを汲み取ることができ、他の意見も尊重できるとてもあたたかい人だなと思いました。

・初めての人だらけで不安しかなかったけど、自分からも声をかけてみたりして、最終的には話せるようになったから、これからもまずは自分から行動してみることを心掛けようと思った。

・毎日夜は眠れず、お昼に起きることが多かったですが、キャンプは両日起きることができました。自分の意思で行きたいと思い、頑張って行くことができたのはすごく自信になりました。

・友達と協力して何かをすることはとても楽しかった。同じ思いを持っている人が沢山いたことが発見できた。

ODキャンプ~起立性調節障害の生徒たちのキャンプ~
ODキャンプ~起立性調節障害の生徒たちのキャンプ~