健康に不安を抱える生徒のためのキャンプ
8月30日・31日の1泊2日で六甲山YMCAでのキャンプを行いました。
今回のキャンプは3年ぶりの開催となる「健康に不安を抱える生徒」を対象としたキャンプで、1年次から3年次の32名が参加しました。
また3年前に参加してくれた卒業生4名も一緒にサポーターとして参加してくれました。
久しぶりの宿泊行事となる今回のキャンプでは、参加している生徒たちの中には初めての体験が多くあり、
カヌー体験、カレー作り、大自然の中での散策、テントと寝袋での生活、満天の星を見たりなど、
生徒たちの表情も終始生き生きとした表情でした。
当日までに行われた顔合わせ会では期待とは裏腹に、
「他の参加者と仲良くなれるかな...」
「体調に不安があるが、みんなと一緒に活動ができるかな...」
不安な声も多く聞いていましたが、最後のふりかえりの時間では
「初めて知り合った人とたくさん話せてよかった」
「意外と人と話すことは嫌いじゃないんだと気づきました」
「先輩の話を聞いて、もう一回頑張ろうと思った」
「自分から行動すればうまくいくんだなと思った」
「辛いのは自分だけではないんだ」
「毎日家でダラダラしている人生はもったいない」
といった声もあり、話すことに勇気をもって挑戦し、新しい気付きや自信を得た生徒も多くいました。
今回の参加した生徒はOD(起立性調節障害)や、睡眠障害、過敏性腸症候群など健康に不安を抱えている生徒たちです。
プログラム内容も生徒たちのペースに合わせて、ゆっくり進めることができました。
そして何よりも、同じ悩みや不安を抱えた生徒同士ということもあり、
お互いが思いやりを持って声を掛け合い、助け合う様子もみられ、参加者全員が安心して過ごすことができました。
今回得た経験や学びや自信を、今後の生活でも活かしていって欲しいと願います。